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このカテゴリーでは、さまざまなジュエリーの買取相場の裏側について、具体的に説明しています。
買取相場を左右する細かな条件や注意したいことなど、査定に出す前に是非理解しておきましょう。
そもそもジュエリーとは、どんなもののことを指すのか?から説明していきましょう。
ジュエリーとは貴金属と呼ばれる金属の中でも高価なものや、宝石といったいわゆる高価な装身品のことを総称して指す言葉となっております。
同じ装身品でもステンレスなどの合金できたものや、豪華に見えるスワロフスキーはジュエリーではなくアクセサリーの部類に入ります。
アクセサリーという部類に入ってくると、帽子やベルト、樹脂でできたようなブレスレットなども一緒の部類になり、ジュエリーよりも定義が緩いものになってきます。
簡単に言うとジュエリーとは、選ばれた高価な材質で作られたものを指す特別なものなのです。
では実際にジュエリーとは、どんな材質のものがあり、どんな種類のものがあるのでしょうか?
ここからは簡単に各ジュエリーについて説明していきたいと思います。
ゴールドとは名前の通り、「金」素材で出来たジュエリーのことを指します。
ジュエリーのことについて詳しくない方でも、金属系のジュエリーという言葉を聞くとまず思い浮かぶのがこのゴールドではないでしょうか?
そうなのです。
やはりジュエリーの象徴といえば、ゴールドなのです。
そのため人気と需要は、現在も高いといえます。
また装身品だけでなく、身近な電化製品にも使われています。
あなたが使っているスマホやパソコンも、部品の一部にゴールドが使われています。
内部で様々な電気信号を処理しなければならない精密機器は、いかに素早く信号を処理していくか否かが製品の良し悪しに大きく影響します。
そこでそれを伝達する上で大事なのがゴールドなのです。
ゴールドは電気信号の伝導率が金属の中で最も優れており、重要な部分に使用すると優秀な電化製品になるのです。
また他の金属に比べて、金属の弱点となる錆などの腐食に強く耐久性があるのです。
そのことから純金(24K)でできたジュエリーは、錆びることはありません。
ところがそんな良いことずくめで金属の頂点とも言われるゴールドですが、非常に採掘方法が難しく現在、世界中にあるゴールドを換算すると世界の水泳競技で使われるような50メートルプール3杯分ほどしかないことが報告されています。
そのため現在、ゴールドは世界中で慢性的に不足していて、非常に希少な貴金属なのです。
しかしジュエリーとしての部分だけ見ていくと、見た目だけではなく金属としては比較的柔らかな作りになっており、肌触りや加工が簡単という利点を持っています。
シルバーは名前の通り、「銀」素材でできたジュエリーのことを指します。
金素材でできたものよりも安価で購入することができます。
ゴールド違って生産量も多く、貴金属の中では一番手にしやすいものといって良いでしょう。
シルバー色でキラキラした光沢が、またゴールドと違った良い味を出します。
しかしシルバーは、身につけていると汗や皮脂などの影響を受け、黒みがかった変色を起こしやすくなり、こまめな手入れが必要です。
今まではジュエリーに使われるイメージが強かったですが、現在では多くの著名人や有名人も身につけていることでおなじみのアクセサリーブランド「クロムハーツ」などの影響もあり、高価なアクセサリーとしても人気があります。
ジュエリーからアクセサリーと、幅広い分野で使われていて用途が増えているのが特徴の貴金属です。
プラチナは、「白金」という素材でできたジュエリーのことを指します。
よく結婚指輪をどの材質のものにするか悩んだ時に、多くの人がゴールドにするかプラチナにするかで悩むことになります。
そのためゴールドと並んで現在、人気を二分するほどのジュエリーとなっております。
ゴールドと違い柔らかさでは劣りますが、マット調のシルバーデザインは洋服や他のジュエリーに合わせやすいという利点もあります。
また他の金属とは違い、アレルギー反応が出る可能性が少ないので金属アレルギーの方でも安心して身につけることができます。
そのため医療用器具に好んで使用されます。
耐久性も高いので、ゴールと同じく電化製品などにも多く使用されています。
しかしプラチナはゴールドより様々な用途で使われているのにも関わらず、世界中で発掘されている量がゴールドよりもさらに少ないので、こちらも希少性が高いのです。
ゴールドは紛れもない貴金属ですが、プラチナは用途の多さと希少性からしばしゴールドよりも資産価値が上がる現象が見られます。
パラジウムというちょっと聞きなれない金属の材質ですが、こちらも紛れもない貴金属の部類に入るものなのです。
色はプラチナやシルバーと似ていて、シルバー色の貴金属になります。
そのため、素人では見分けがつかないことだと思います。
ところがパラジウムは、プラチナよりも耐久が高く外傷に強いことやシルバーと違い、変色しにくいというメリットがあります。
さらに貴金属の中でも大量に発掘ができ、最も軽量で価格もかなり安いのが特徴です。
また、その特性を生かしてゴールドやプラチナといった希少な貴金属に混ぜ合わせる材料としても使われます。
パラジウムを混ぜれば価格を抑えられ丈夫な貴金属が作れる他、金属自体の色合い調整も行うことができます。
しかしデメリットもあり、金属アレルギーの人がパラジウム配合のものを身につけると金属アレルギーが出てしまう可能性が高くなるので、その面では注意が必要です。
石系のジュエリーの象徴と言われているのが、他ならぬダイヤモンドです。
石の中でも希少なものを指す貴石というものに分類され、自然由来の物質の中で最も高い強度を誇っていながら、不純物が見られず無色透明で美しく輝いているのが特徴のです。
石の強度を表すモース硬度は10段階中で10と最高評価です。
なかにはダイヤモンドといわれるものでも色や形の悪いものも存在します。
そちらのダイヤモンドは、ジュエリーとしては見栄えが悪いため、その強度と絶縁性、熱伝導性を利用して工業用のカッターや、人の歯を削るドリルなどに利用されています。
ダイヤモンドは高級品として捉えられ、手にするのが難しいものと思われていますが、人の生活には欠かせないものなのです。
エメラルドとは、クロムとバナジウム、ドーパントといった元素をから構成されている貴石になります。
エメラルドグリーンという言葉が存在するだけあって、独特な緑色が特徴的です。
しかしエメラルドは発掘されても、傷や不純物が見られるものが大半で、加工も大変難しくほとんどのエメラルドジュエリーは特殊なオイルを使用して加工されているのが現状です。(それでも価格は非常に高いのですが)
不純物や傷がない綺麗なエメラルドはその分、希少な存在で価格も高くなります。
モース硬度は10段階中7.5となっております。
ルビーとはコランダムという青と紫がかった石が、変色して赤やピンクになった貴石のことを指します。
コランダムが変色する理由としては、コランダムに含まれる元素のクロムの微妙な濃度と光の屈折で赤系に発色するからとされています。
クロムの濃度が1パーセントのものは真っ赤に発色し、特にミャンマー産のルビーはピジョン・ブラッドと称され、ルビーの中でも最高級品とされています。
クロムの濃度0.1パーセントのものはピンク色になり、こちらも綺麗ではありますが赤色のものに比べて価値は低くなります。
ちなみにクロムの濃度が濃すぎると灰色がかってしまうので、貴石の部類ではなくなってしまいます。モース硬度は10段階中9という硬さになっています。
サファイアもルビーと同じく、コランダムが変色してしまった貴石のことを指します。
ところがこちらは赤ではなく、紺から青っぽい色を中心に黄色など幅広く括られています。
要はコランダム系の貴石で赤以外のものは、サファイアということになります。 コランダムに含まれる元素の鉄やチタンなどの金属系のものが濃いと青色になるとされています。
昔は油絵や陶磁器の青色を出すために顔料として用いられていたことでも有名です。
一般的には紺や青の方がブルーサファイアと呼ばれ有名な貴石だけあって価値があるように思えますが、オレンジ色のパパラチアというサファイアはブルーサファイヤよりも高額で取引されたという事例もあります。
モース硬度は材質が一緒のルビーと同じで10段階中9という硬さになっています。
ブランドジュエリーの査定価格は、中古市場の相場を基にして決められます。その際に、いかにして少しでも査定を高くするかは、それぞれの商品の付加価値や条件によって左右されます。
ジュエリーだけではなく、ブランド品というのは最先端を常に追い求めているのでデザインは常に新しいものを提供し続けます。
そのことから、最先端で品薄状態や人気のあるものならば高額で取引されることは間違いないですが、ちょっと前のデザインや不発だったデザインのものは高額で取引させることは、難しくなります。
ブランド品は、鮮度が命といっても過言ではありません。
その中でも何十年と人気が持続している、いわばブランドを代表するようなデザインのものならば価格が下落しにくく高額で取引されます。
まずブランドものを買い取る時に買取業者が気にするのが、その商品が本物なのか否かというところです。
ブランドジュエリーというのは、そのブランドの商品であること自体に価値があります。
そのことから本物でなければ価値はないのです。
そのために用意しておきたいのがギャランティカードと呼ばれる保証書と保存のためのブランドのBOXや袋になります。
ジュエリー以外にもBOXや袋にも価値があり、保証書はそのブランドの本物の商品であるという証拠になります。
何より購入時、ジュエリーについてきたものが全て揃っている方が良いですし、保存状態が良い印象を与えられます。
ジュエリーだけではなく、バッグや電化製品などでも同じようにやはりジュエリーの保存状態により高額な取引になるか否かが変わってきます。
中古で商品を買い取る場合は、店頭に並べておいて売れるものでなければ、店側は利益をあげられません。
またお店で中古の商品を買う場合、金額にもよりまず、なるべくダメージが少ないものの方が誰でも良いと感じるはずです。
そのことから保存状態が良ければ良いほど需要があり、高値で売れるということになります。
並行輸入品とはブランドに小売業者(セレクトショップなどの個人店)が個人的に買い付けたり、輸入業者を間にはさみ自分のお店で売っている商品のことを指します。
ブランド品というのはそのブランドや法人が販売しているものこそ、正規のルートで回ってきている商品です。
しかし並行輸入品は間に業者が間に挟まってということで、ブランドとのライセンス契約が交わされているわけではありません。
そのことから信用性は決して高くはありません。(全ての並行輸入品ではありませんが……)
そうなると当然、元はどんなところで買ったどんな商品か不透明なので、値段を付けようにも高額にするのが難しいことや、なかには買取拒否ということもあります。
アウトレット商品は紛れもなく、そのブランドの正規の商品であることには間違いありません。
では何故、アウトレット商品がダメなのでしょうか?
そもそもアウトレット品というのは、旬を過ぎたものや余って売れなくなったものなどいわゆる不人気の商品や、色落ちや見栄えの悪い模様などが気になってしまい、正規価格では売れないものなどのことを指します。
そのことから購入時から、人気がなくブランドが抱えられなくなった商品を購入していることになるので、高額取引は望めません。
アウトレット商品というのは今後売る目的ではなく、あくまで個人的気に入り個人的に使うものなので売買を考えての購入は避けなければなりません。
ブランドジュエリーは、ブランドによっても左右されますが、希少価値や保存状態などによって価格は変動します。もちろん新品に近い状態であるほどプラス査定となるでしょう。
1837年にアメリカで創業されたジュエリーブランドです。
映画でオードリーヘップバーンが、このブランドのジュエリーを身につけていたことでも有名です。
代表的なジュエリーとしては、オープンハートと呼ばれるハートをモチーフにしたデザインがあまりにも有名です。
そのオープンハートのデザインはブランドの象徴として、ネックレスや指輪、ブレスレットなど幅広いものに用いられ、ゴールド・シルバー・プラチナと貴金属の展開も幅広く、現在も人気があります。
1847年にフランスで創業された、ジュエリーと時計のブランドになります。
まずジュエリーブランドと言ったカルティエを思い浮かべる人も、多いのではないでしょうか?
ゴールド素材でリングが3重に折り重なった独特なデザインのトリニティリングが有名で、 結婚指輪としても人気が高いジュエリーです。
1884年にイタリアで創業されたジュエリーと時計のブラドです。
B-ZERO1と呼ばれるブルガリのロゴがあしらわれたシンプルなリングが有名で、腕時計にもそのデザインが生かされていて、人気が高いものになっています。
デザインがシンプルなことから、様々な衣服に合わせやすくカラバリーションも豊かにラインナップされています。
もともと馬具を取り扱っていたブランドですが、そのノウハウを生かして革製品産業に進出したのが、ファッション業界で様々な功績を残しているブランドの始まりです。
そのため、エルメス=バッグのイメージがとても強いですが、ジュエリーも人気となっています。
エルメスのHロゴをあしらったものや、革製品のデザインをジュエリーに応用した面白いデザインの製品などバリエーションも豊かに存在します。
ノンブランドジュエリーは、一般的にデザイン性よりも使用されている貴金属の種類や宝石によって価格が左右されます。つまり、アクセサリーではなく素材の価値で決まるということになります。
金や銀、プラチナといった貴金属では、そのものによって純度が異なります。例えば、金の場合K18やK24といった数字を目にすることがありますが、K24が100%として、数値が高いほど純度は高いとされています。このような純度に関する表記は、アクセサリーに刻印されていますが、偽物もあるため査定の際にしっかりチェックされるようです。また重ければ重いほど査定額は高くなります。
宝石は、いくつかの条件によって査定基準が変わります。
ダイヤモンドじゃクオリティによってグレードが決められています。グレードに合わせた価格相場がほぼ決まっているため、査定の基準となります。
4Cと呼ばれる4つの項目がそれを表します。
1つ目がカラット。
ダイヤモンドの話になった時によく〇〇カラットという用語が出てきますが、これはダイヤモンドの重さを表します。
重さといってもみんな同じダイヤモンドの訳ですから、カラット数が大きいほど大きいダイヤモンドということになります。
2つ目がクラリティ。
そのダイヤモンドは、いかに透明感があるかを表す数字になります。
ダイヤモンドは天然のものなので、どうしても物により個体差が出てしまいます。
そのことから透明でないものと、そう出ないものに別れてしまいます。
透明感があるというダイヤモンドは、なかに内包と呼ばれる気泡みたいなものが少なく透き通っています。
しかし内包が多くなると、中身が汚くなるので透明感は失われます。
I3からVVS1という9段階の項目に別れ、VV1は一番透明感がありSI3までが透明であることの許容範囲と言えます。
3つ目がカラー。
ダイヤモンドは白色の透明で美しいというイメージがありますが、カラーにも個体差があります。
ダイヤモンドは質が悪くなれば悪くなるほど、黄色味がかってしまうのです。
評価としてはD〜Zの22段階に別れており、Dが一番透明なダイヤモンドの評価でGまでが限りなく透明に近いダイアモンドです。
その下から徐々に黄色が強くなっていきます。
4つ目がカット。
ダイヤモンドといえば鮮やかにカクカクと形付けられているのが特徴ですが、その綺麗さを表現するのは、職人の腕にかかっているのです。
それがカットと呼ばれる項目です。
前後左右の対象度合いや、表面の研磨の仕上がりかた、それ踏まえての全体的な外観を判断して6段階で評価をつけていきます。
良い職人がいるお店を見極めることが重要で、最も難しい項目になります。
上記では4Cというグレードによりダイヤモンドの価格は決まると説明しましたが、このダイヤモンドはどのぐらいの価格かと問われてしまうと、ダイヤモンドは天然のものであることから、明確なものはありません。
これは野菜や魚といったものが、採れ高によって価格が変動するのと同じようなものです。
ところがダイヤモンドは野菜や魚と違って採掘される割合が非常に低く、そのことから元々が高額な価格水準にあります。
また大量に採掘してしまうと価格は一気に下がり、とれ高が極端に減少してしまうと価格が一気に上昇してしまうので、採掘量を一定に保ち極端な価格変動が起こらないようになっているのです。
そのことから明確な価格はなくても、大きな価格変動が起こりにくいのです。
ではここからはそれを踏まえて、あくまで目安とはなりますがダイヤモンドの価格相場を紹介していきます。
しかし4Cの組み合わせにより価格が変わってくるのでカラット数を統一して、その他の条件を変え価格を比べていきましょう。
2018年3月某日
ダイヤモンドの重さは同じなのにも関わらず、他の4Cの条件が変わるだけでこんなに価格の差が出るのです。
エメラルドやルビーなどのカラーの宝石は、意外にも査定基準が決まっていないことや真贋の見極めが難しいことから査定がつきにくいものです。そのため査定する買取店や鑑定士によって左右されることもあります。ショップ選びも重要なポイントとなります。
ではそれを踏まえて、複数店舗それぞれの査定額から検証していきましょう。
同じ貴石でも店舗により査定額の価格差が大きいことが分かりますね。
ダイヤモンドと違って金やプラチナなどの貴金属は、市場の相場が変動します。相場が高騰している時の方が高く買い取ってくれるでしょう。
貴金属の価格が大きく変動してしまう大きな原因は、採掘されるされないところではなく、世界中な政治的な事情や経済が大きく絡んでいます。
例えば2008年に起こったリーマンショック。
この時は世界的な金融危機になってしまい、日本でも大きな影響を受けました。
その時、日本で影響を受けた産業の一つが自動車産業です。
今まで安定していた自動車への受注が滞り、そのため仕事の依頼が少なくなってしまったのです。
ということで、今まで車の部品に使われていたプラチナも需要がなくなります。
すると今まで大量に使われていたプラチナの価格は、低下してしまいました。
今回は近年起こった経済的な事情で、貴金属への影響を及ぼした1例を挙げさせてもらいました。
それだけ世の中の出来事を読み取って行動しないと、売買のタイミングを逃し兼ねません
ではここからはそれを証明するため、ある月の金の価格変動を見ていきましょう。
5日間のデータを持ち出しましたが、毎日細かく価格変動しているのが分かりますね。
シルバーアクセサリーの買取相場の現状について説明しています。また、特に人気の高いブランドについて特徴や代表的なアイテムの買取相場を紹介します。
宝石の買取となると他のブランド品の買取のようにいかないというのが実情です。通常、グッチやエルメス、ルイヴィトンのバックなどでは、型番やブランドごとの商品ラインナップなどが存在するので、買取価格は決まっています。なので、インターネットで調べても、業者間でも価格がおおよそ決まっているので、売る方としても売りやすいです。何で価格が変わるというと、状態であり、どのくらい使用感があるかということを見ればいいわけです。
しかしながら、ジュエリーの相場というのは、宝石自体が持っている価値、分かりやすく言うと、金属を溶かしても同じ値段の価値になるもので、形がどうであろうと素材自体の価値がある普遍のものです。この素材の相場は日によって変動します。また、これにブランドの価値が追随されます。宝石自体の価値プラス、ブランドの価値が付加価値ではないですけど変わります。これに使用感なども加味されて査定されます。ただ宝石がそこまで汚くなることはないので、おおよそ価格は決まっています。
バックでもそうですが、ブランドは流行廃れがあるので、通常、販売時期から遠くなればなるほど安くなります。ゲームソフトなどと同じように考えれば分かり良いと思いますが、人気が高まっているうちに売れば価格は高いままですが、期間が空くとどんどん価格は暴落します。ただし、宝石の場合、素材自体の価値があるので、その値段はある程度一定です。
なので、ブランドジュエリーであるカルティエやティファニーなどは売却が遅れると損をしてしまいますので注意が必要です。逆にノンブランドの場合は、時期はあまり関係ありませんので、汚くしていないか、傷などはないか、注意して管理しておく必要があります。
ジュエリーや宝飾類がお好きな方は、記念日ごとや何かと恋人でペアリングを持っている、自分へのご褒美として何度も買う人も中にはいると思います。しかしながら、通常は一生に一度、結婚する際に相手とお揃いのものがあると思います。しかし、これを売却するにはどうしたらよいのでしょうか?一般的には思い出の品は売ってはいけないという風潮がありますが、そんなことはありません。実際、バックでもキャバクラ嬢がお客さんに買ってもらったものを売るなどいうことはよくあることです。同じバックを複数の人に買ってもらい、一つだけ残すというふうなことをしている人はよくいます。
結婚指輪や婚約指輪も離婚や別れてしまった場合は、売ってしまいましょう。宝石は価値がそもそもありますから、婚約指輪などとわからなければ良いのです。しかし、注意しなければならないのは、自分の名前を指輪に彫り込んであるような場合です。これだと、イッテン物という扱いになり、価値が下がります。車にしてもカスタマイズしてものは多くの人に受け入れられないため、敬遠されるからです。
一般的に新品で買ったジュエリー類は、中古になった途端、半値以上、2割、3割ほどの値段になるのは通常です。新品が好まれるというのがあり、ブランドだとさらに崩れてしまいます。逆に純金などの場合はそれほどには変わらないです。仮に、買取店に中古としてジュエリーを売却するとなると、そのまま店頭に並ぶわけでなく、一段階として、業者間で売りに出されます。そこでまた各店が買い取ったものが店頭に並ぶということになります。こうして、媒介役が入ることで値段が上がってしまうのが現状です。
ある調査で10店舗近く買取店を回ったところ、10倍近く値段が違うというのが明らかになりました。これはどういうことなのでしょうか?買取店によっては、値段のあまりわからない鑑定士が在籍していることがあるので注意が必要です。大手の買取店なら専門の買取バイヤーがいるのである程度安心です。しかしながら、個人店や他の業種も兼用しているようなところだと、正常な値段がわからないということも多くあります。実際ダイヤモンドで、1万円を付けるところと、20万を付けるところがあり、本来考えられないことが起こりえます。買取に出すときは、売る宝石に強い店舗を選び、エキスパートが在籍している店を選ぶのが高く売れるコツです。ダイヤモンドならダイヤモンドに強い販売店を選び、エメラルドやサファイヤなどを売るときは、色物に強い販売店を選び、ティファニーやカルティエなどブランドに強いところはその店舗に売ることが必要です。また、その中でも多くの店舗を回って、高い値をつけてもらったところに行けばいいということです。
通常のブランドジュエリーのような既製品と違って、金やプラチナはそれ自体が価値のあるものなので、どんな形であろうが価値はあり、時代によって大きく変わることはありません。しかし、市場と連動するので、外貨のように、その日によってレートが違います。例えばリーマンショックのような世界的な大恐慌が起これば価値も下がる危険はありますが、また時期が経てば値段が戻ってきます。昔のアフリカの人々などは歯に金を入れ込み、貧乏になった時に売るなどということが定番となっていた時もありました。それほど、金は普遍的な財産として機能しています。
本日の買取価格のような形で、金なら1g5000円、プラチナなら1g3500円ほどが相場で、日によって何円か変動するので、デイトレーダーのように、安い時に買って、高い時に売りに出すという人もいるようです。しかしながら、買取に出すと業者が媒介することもあるため、手数料というような形で何割か消えてしまうので、多少は損はしてしまうかもしれません。
宝石の王様であるダイヤモンドは、販売価格の1から2割程度が相場です。ダイヤの場合、他の宝石と違って、4C という、研磨、色、透明度、重さという4つのCの頭文字をとった尺度で価値を図ります。いささか複雑のようですが、それほど価値が高いということになります。また、カラージュエリーであるサファイヤ、ルビーなどは通常の1割程度が相場ということです。なんだか低いようですが、そういうことが現状で、これがブランド品であればこれより価値が上がります。
宝石を高く売るコツとして、鑑定書を一緒に提出することが大切です。いわば、本物の証明書で、これがないと買い取ってくれないこともあります。腕の悪いバイヤーだと、これがないと本物かどうか見分けがつかないということがあるからです。これがあるだけで買取価格が何倍も違ったということが実際にあるので、これは買った時に大切に保管しておかなければなりません。もし、どうしても無くしてしまって見つからないという場合は、裏技があります。なんと後から鑑定書を発行するという技です。これは、店舗が限られていますが、実際に宝石店が立ち並ぶ御徒町の店舗や研究所・学会という機関あり、鑑定書をなくした際に、本物であれば5000円ないし、1万円程度で発行してくれるといいます。こんなの損じゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。これだけ出資すれば、リターンもあり、この鑑定書があると買取価格が何倍にもなり、結局、元を取れるばかりか、多くの利益を得たというケースもあります。